わたしの「カメラのたのしみ方」

#カメラ

#アイドル

私がカメラを本格的にはじめるきっかけとなったのは、とあるアイドルの存在だった。

最近のアイドルグループは販売促進のためか、写真撮影を許可していることがある。
運営にとってみればファンが撮影した写真を拡散してもらうことでグループの知名度を上げることができるし、ファンにとってみれば自分が撮影した写真がメンバーに評価されることでこれ以上ない喜びを感じることができる。
こんな仕組みで撮影可能なアイドルグループには「カメコ」と呼ばれるカメラを持ったファンが殺到するわけだが、私も例に漏れずカメコをやっていた。

はじめの一歩

私が自ら最初に買ったカメラはCanon EOS 6D Mark IIである。

合わせて購入したのが、SIGMA 24-105mm F4 ArtとSIGMA 100-400mm F5-6.3 Contemporaryである。

私が推していたアイドルグループは結成したて、デビューしたてのグループだったのでライブハウスでのライブが多く、非常に暗い環境で撮影する必要があったためフルサイズ機を選択した。 合わせて価格、画質の両立に優れたSIGMAのレンズを選択し、24mmから400mmまでの広範囲を射程圏内におさめることができる機材となった。

この機材で初カメコをした写真が以下である。

Camera: EOS 6D Mark II
Lens: SIGMA 100-400mm F5-6.3 Contemporary
SS: 1/2000
ISO: 5000
FN: 6.3
FL: 330.00mm

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推しメンの勇姿をカメラにおさめられる感動、「もし推しメンがこちらを見つけて目線をくれたら」のスリルがたまらなくなり、カメコの沼へとどっぷり浸かることになった。

すぐにSIGMA 150-600mmを追加購入し、24mmから600mmに射程距離を伸ばすこととなった。

Camera: EOS 6D Mark II
Lens: SIGMA 150-600mm F5-6.3 Contemporary
SS: 1/800
ISO: 25600
FN: 5.6
FL: 293.00mm

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Camera: EOS 6D Mark II
Lens: SIGMA 150-600mm F5-6.3 Contemporary
SS: 1/400
ISO: 2000
FN: 6.3
FL: 600.00mm

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メーカー最上位機種へのステップアップ

カメラ沼にどっぷりハマった私が次なる戦力を求めて買ったカメラがCanon EOS 1D X Mark IIである。

言わずと知れたキヤノン最上位機種であり、これで撮れないものは誰にも撮れないと言わんばかりの機材である。
「ライブはナマモノ」という言葉があるが、当然のことながらライブで同じ瞬間は二度と訪れない。推しがステージで輝く姿を一瞬たりとも逃すまいと必死でシャッターを切り続けた。

Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 150-600mm F5-6.3 Contemporary
SS: 1/400
ISO: 25600
FN: 6.3
FL: 562.00mm

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Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 24-105mm F4 Art
SS: 1/320
ISO: 6400
FN: 4
FL: 74.00mm

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Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 150-600mm F5-6.3 Contemporary
SS: 1/400
ISO: 5000
FN: 5.6
FL: 302.00mm

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Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 150-600mm F5-6.3 Contemporary
SS: 1/500
ISO: 5000
FN: 5.6
FL: 150.00mm

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自作の写真集

グループ初の全国ツアーを終え、オタク仲間たちと一緒に全国6箇所を回ったツアーの写真集を作成した。もちろん全て自分たちで撮影した写真、表紙デザインから写真の配置まで全て自分たちで行った。

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これをメンバーたちにプレゼントしたところ、大変喜んでくれファンの1人としてもとても嬉しい気持ちになった。

旅先で出会った美しい風景

Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 24-105mm F4 Art
SS: 1/50
ISO: 6400
FN: 4
FL: 24.00mm

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Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 24-105mm F4 Art
SS: 1/60
ISO: 4000
FN: 4
FL: 62.00mm

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Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 150-600mm F5-6.3 Contemporary
SS: 1/125
ISO: 25600
FN: 6.3
FL: 435.00mm

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Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 150-600mm F5-6.3 Contemporary
SS: 1/640
ISO: 800
FN: 6.3
FL: 600.00mm

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ライブの合間に様々な場所に出掛けることができたし、美しい風景で出会うことができて、推しグループには大変感謝している。

この頃にSIGMAが新製品として70-200mm F2.8 Sportを発表し、24-105mm F4と100-400mmの組み合わせから24-70mm F2.8 Artと70-200mm F2.8 SportsのF2.8コンビに乗り換えを行った。

推しの脱退と愛機との別れ

突然、推しのグループ脱退が発表された。

と同時に、最後の24時間イベントの開催も発表された。

推しとの時間は残り1ヶ月しかない。

この頃から私は、写真に物語を乗せることを意識し始めた。
写真は静止体だが写真の中の人物たちは動いていて、感情があり、それぞれが歩んできた物語がある。これを写真で表現しようと思ったのだ。

Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 70-200mm F2.8 Sports
SS: 1/320
ISO: 4000
FN: 2.8
FL: 70.00mm

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Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 70-200mm F2.8 Sports
SS: 1/320
ISO: 8000
FN: 2.8
FL: 117.00mm

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Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 70-200mm F2.8 Sports
SS: 1/640
ISO: 640
FN: 2.8
FL: 125.00mm

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Camera: EOS 1D X Mark II
Lens: SIGMA 70-200mm F2.8 Sports
SS: 1/1000
ISO: 800
FN: 2.8
FL: 110.00mm

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アイドルとしてステージに立つ推しの最後の勇姿をおさめた後、私のEOS 1D X Mark IIはシャッターユニットの耐久回数である40万回を迎え、お別れとなった。

カメラとの新たな向き合い方

推しが卒業してからすぐに、EOS Rに乗り換えた。

Camera: EOS R
Lens: Canon RF35mm F1.8
SS: 1/320
ISO: 100
FN: 4
FL: 35.00mm

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しかしEVFが自分の使い方に合わず、すぐにEOS 5D Mark IVに乗り換えた。

Camera: EOS 5D Mark IV
Lens: SIGMA 24-70mm F2.8 Art
SS: 1/13
ISO: 160
FN: 2.8
FL: 24.00mm

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Camera: EOS 5D Mark IV
Lens: SIGMA 24-70mm F2.8 Art
SS: 3 sec
ISO: 400
FN: 11
FL: 30.00mm

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Camera: EOS 5D Mark IV
Lens: SIGMA 24-70mm F2.8 Art
SS: 30 sec
ISO: 100
FN: 8
FL: 24.00mm

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アイドルという被写体ではなくなったとはいえ、撮影することへの感動や楽しさは日に日に増すばかりで、カメラは私にとって旅先での美しい風景や思い出を残す道具となった。

カメラの脱構築

ストリートスナップやおでかけ撮影にEOS 5D Mark IVはあまりに大きいし、重たいし、気軽に持ち出せる機材ではないなと思いはじめた頃にSIGMAからfpが発表された。
フルサイズベイヤーセンサを搭載しつつ、世界最小最軽量を実現したカメラである。

Camera: SIGMA fp
Lens: SIGMA 45mm F2.8 Contemporary
SS: 13 sec
ISO: 6
FN: 8
FL: 45.00mm

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Camera: SIGMA fp
Lens: SIGMA 45mm F2.8 Contemporary
SS: 1/25
ISO: 1600
FN: 2.8
FL: 45.00mm

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Camera: SIGMA fp
Lens: SIGMA 14-24mm F2.8 Art
SS: 1/20
ISO: 400
FN: 2.8
FL: 14.00mm

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SIGMA fpは小型軽量なうえ描写が非常にシャープで撮影欲を掻き立ててくれる。
ボディバッグなどに忍ばせてどこへでも連れていける気軽さの虜になってしまった。

Foveonの呼び声

SIGMA fpに出会ってからというもの、SIGMAのカメラ、SIGMAのレンズが描く世界の虜になった。
ボディがキヤノン機だった頃からレンズはSIGMAばかり使ってきたが、fpの大きさと軽さでここまで素晴らしい描写ができるのかと驚きばかりの日々だった。

SIGMAといえばアメリカFoveon社と共同で独自のセンサを開発していることで有名である。デジタルカメラで一般的なベイヤーセンサと違い、フィルムのような3層構造をとることで原理的に偽色が発生しない。

fpで初採用されたTeal and Orangeのカラーフィルタがsd Quattroやdp QuattroなどのFoveon機にも展開されるとのことで、すぐにFoveon機を購入した。

dp Quattroシリーズは単焦点のレンズが組み合わされており、焦点距離によってdp0, dp1, dp2, dp3とモデルが分かれている。
dp1が28mm相当、dp2が45mm相当の焦点距離となっており、45mmだとSIGMA fpと組み合わせているSIGMA 45mm F2.8 Contemporaryとかぶってしまうのでdp1 Quattroに決めた。

Camera: SIGMA dp1 Quattro
SS: 1/40
ISO: 200
FN: 2.8
FL: 19.00mm

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Camera: SIGMA dp1 Quattro
SS: 1/125
ISO: 200
FN: 2.8
FL: 19.00mm

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私の「カメラのたのしみ方」

これまでは「行く先々をカメラにおさめる」ような撮影スタイルだったが、最近は「写真を撮りに行く先を探す」ようになった。
カメラは私を美しい風景に導いてくれ、私を素敵な感情にしてくれる。

いままでも、これからも、そんなカメラが大好きである。